クローネ端子とはなにか?クローネ端子が普及する以前は?

クローネ端子はモジュールを接続する端子です。主に避雷器といわれるデバイスに採用されています。避雷器というのは雷等を原因とした電圧の異常から電力機器を保護するアイテムです。避雷器がないと雷が落ちたときに電力機器が故障する可能性がおおきく増します。そんな避雷器に採用されているクローネ端子ですがなにがよいのでしょうか。クローネ端子が現在のように普及するまでは結線にハンダ付けが必要でした。ハンダを使わないケースでもネジ留めはしなければならなかったのです。ひとつひとつのモジュールをハンダ付けしたりネジ留めするのはかなりの手間です。それに結線してハイ終わりというわけではなく故障をしたときにはモジュールを交換しなければなりませんし定期的な試験をおこなうときも同様でした。クローネ端子が普及してからは取り付けのさいに押し込むだけになりました。専用の器具を使う必要はありますがハンダ付けやネジ留めにくらべて大幅な手間の短縮、時間の短縮につながりました。クローネ端子がデファクトスタンダードになっているのもうなずけます。

クローネ端子は取り付けツールがあればハンダもネジも必要なし

クローネ端子はサージ防護デバイスに採用されている端子です。モジュールの取り付けが容易というメリットのほかにも結線が楽という利点があります。クローネ端子に結線する際は専用の器具LSA-TOOLを使用します。プラスチックの持ち手に金属の先端部分という設計。ケーブルの芯をクローネ端子に挿しLSA-TOOLという図をイメージしていただければと思います。クローネ端子が普及するまではケーブルの被覆をむいてからハンダ付けやネジ留めしなければなりませんでした。この作業は1回1回にそれほど時間はかかりませんが、なにしろ数が多いですから時間を食われていました。クローネ端子が普及してからはLSA-TOOLで押し込むだけですからかなり楽になりました。そして、クローネ端子がもっとも貢献した点は省スペースですむという点でしょう。ハンダ付けやネジ留めが必要な場合、最低限どうしてもこれだけはという作業空間が必要でした。その空間をあけるためにどうしてもおおきくなってしまっていたんですね。クローネ端子なら差し込むだけですから広いスペースは必要ないということです。

クローネ端子が使われているサージ防護デバイス

クローネ端子が使われているサージ防護デバイス(略してSPD)の代名詞としてはLSA-Plusがあげられるでしょう。LSA-Plusはたとえば電話交換機のように多くのケーブルが集中するような場所に適しています。クローネ端子のもつ接続の容易性が省スペースを実現していますので大量のケーブルが集まるシーンを得意としているんですね。LSA-Plusはクローネ端子台やいくつかのモジュールをセットにしたシステムの名称です。LSA-PlusのうちLSA-B-MAGにもクローネ端子は採用されています。LSA-B-MAG自身には20個のサージ防護デバイスを搭載されていますから2心ケーブルを1組と考えて10カ所のサージ防護に対応しています。このLSA-B-MAGにクローネ端子対応のモジュールを差し込むことになります(ちなみに、クローネ端子互換の端子もあり当然それら端子に対応したモジュールも接続できます)。LSA-PlusテクノロジーにはLSA-BF-180とLSA-BF-24というモジュールがあります。前者はアナログ電話回線やISDNデジタル回線のサージ防護デバイスとして、後者はネットワーク用に使用できます。

Copyright © 2007 クローネ端子